オンプレミス vs AMAZON RDS for oracle
本ページではオンプレミス(自社設備での運用)に対してAMAZON RDS for oracleによるクラウド環境に移行する場合の考慮点についてまとめています
SSH/telnet/FTP等によるOSへのログインはできない
RDS for oracleはORACLE Net経由での利用となるためDBが稼働しているOSに直接ログインすることはできません。 比較的インパクトの大きい内容として、DBサーバ側のファイルを扱うdatapump処理や、 DBサーバのCPUやメモリ、プロセス情報等のリソースデータ収集処理についてはオンプレミスから移行する場合に ある程度の手直しが必要となってくるケースが多いです。
一部権限が制限されている
RDS for oracleではSYSDBAでの接続ができないほか、alter system 等一部コマンドの権限も付与されていません。 これにより隠しパラメータ等の一部パラメータの変更やX$表等の参照ができません。
#alter system kill sessionやalter system flush shared pool等の一部コマンドはRDSが用意しているRDSADMIN.RDSADMINUTILパッケージを経由して実行できるものもあります。
パラメータに関してはオプティマイザ関連のパラメータが基本デフォルトに近い設定となっているため、 この辺りオンプレミスから移行するにあたっては性能上問題がでないか点検が必要となります。