作成日:2023/03/22 更新日:2023/03/22

概要

AWS CLIについて何に使うものなのか、導入方法、実行例を紹介します

AWS CLIとは

AWS CLI(Command Line Interface)は、AWSリソースをコマンドラインから操作するためのツールです。AWSマネジメントコンソールやSDKと同様に、AWSリソースの作成、更新、削除、クエリなどが可能です。AWS CLIはPythonで実装されており、Linux、macOS、Windowsなどの多くのプラットフォームで利用可能です。

AWS CLIの必要性

AWS CLIは、膨大な数のAWSリソースを管理するための最も効率的な方法の1つです。AWSマネジメントコンソールは、一度に操作できるAWSリソースの数に制限があるため、大規模なAWS環境を操作する場合には非常に時間がかかります。AWS CLIを使用することで、自動化されたスクリプトを作成し、繰り返し実行することができます。

AWS CLIのメリット

  • 大量のAWSリソースを一括で操作できる
  • 自動化されたスクリプトを作成することができる
  • マネジメントコンソールよりも高度な機能を利用できる

AWS CLIのデメリット

  • CLIコマンドの学習曲線が比較的急峻である
  • 複雑なコマンドを実行する際には、CLIコマンドでの操作がマネジメントコンソールよりも時間がかかることがある

リターンされたjsonをjqでパースするサンプルコード

以下のコマンドは、AWS CLIを使用してEC2インスタンスのリストを取得し、jqを使用して特定の情報を抽出する方法を示しています。

aws ec2 describe-instances --query 'Reservations[].Instances[].{ID: InstanceId, Type: InstanceType, State: State.Name}' --output json | jq '.[].ID'

このコマンドでは、aws ec2 describe-instancesコマンドでEC2インスタンスのリストを取得し、--queryオプションを使用して返されるJSONの形式を指定しています。--outputオプションは、出力形式をJSONに設定します。最後に、jqを使用して、各インスタンスのIDを表示します。

このサンプルコードを実行することで、AWS CLIとjqの組み合わせの強力さを確認することができます。

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