作成日：2023/03/22　更新日：2023/03/22

概要

AWS codebuildについてメリット、デメリット、buildspec.ymlを利用したサンプルを紹介します

AWS CodeBuildとは

AWS CodeBuildは、ソフトウェア開発プロジェクトのビルド、テスト、およびデプロイを自動化するためのサービスです。AWS CodeBuildは、ビルド環境を構築および管理する必要がなく、ビルドを実行するためのサーバーを構築および管理する必要もないため、開発者がソフトウェア開発プロジェクトを迅速かつ効率的に実行できます。

AWS CodeBuildのメリット

  • 自動化: AWS CodeBuildを使用すると、ソフトウェア開発プロジェクトのビルド、テスト、およびデプロイを自動化できます。

  • スケーラビリティ: AWS CodeBuildは、ビルドを実行するためのサーバーを構築および管理する必要がないため、スケーラビリティが高く、開発者がソフトウェア開発プロジェクトを迅速かつ効率的に実行できます。

  • 安全性: AWS CodeBuildはビルドを実行するためのサーバーを構築および管理する必要もないため、安全性が高く、開発者がソフトウェア開発プロジェクトを迅速かつ効率的に実行できます。

AWS CodeBuildのデメリット

  • コスト: AWS CodeBuildは利用時間に応じて料金がかかるため、非常に長い処理時間を要する処理に用いたり、高スペックなサーバが必要な処理で使用すると予想以上のコストがかかる可能性があります。

  • 柔軟性: AWS CodeBuildは、ビルドを実行するためのサーバーを構築および管理する必要がないですが、プロダクトのインストールやビルド処理がコードベースで実行できるといった、自動化を意識した設計になっている必要があります。このため、人が意思決定したり手を加える必要があるようなプロセスが必要な設計であるとcodebuildのメリットは享受しにくくなります。

buildspec.ymlを利用したサンプル

AWS CodeBuildでは、ビルドプロセスを定義するためにbuildspec.ymlというYAML形式のファイルを使用します。以下は、buildspec.ymlを使用して、ソースコードをビルドし、テストを実行し、その結果をAmazon S3バケットにアップロードするサンプルです。

version: 0.2

phases:
  install:
    commands:
      - echo Installing source code...
      - apt-get update
      - apt-get install -y build-essential
  build:
    commands:
      - echo Build started on `date`
      - make
  post_build:
    commands:
      - echo Build completed on `date`
      - echo Running tests...
      - make test
artifacts:
  files:
    - **/*
  discard-paths: yes
  base-directory: build
  name: my-build-artifacts

まとめ

AWS CodeBuildは、ソフトウェア開発プロジェクトのビルド、テスト、およびデプロイを自動化するためのサービスです。AWS CodeBuildを使用すると、ビルドを実行するためのサーバーを構築および管理する必要がないため、開発者がソフトウェア開発プロジェクトを迅速かつ効率的に実行できます。buildspec.ymlを使用することで、ソースコードをビルドし、テストを実行し、その結果をAmazon S3バケットにアップロードすること等ができます。

★ORACLE案件承ります